p r o f i l e   b l o g    c o l u m n    制 作 依 頼    G-P t o p 

TRACK.24 シェルブールの雨傘
 '64年  music byミッシェル・ルグラン
-----------------------------------------------------
shinji-adu曰く「世界で最も気品に溢れ美しく哀しい曲を書く作曲家」ミッシェル・ルグランです。
映画もさることながら、あまりにも美しく忘れ得ぬメロディに
心奪われた方も多いかと思います。 
このミッシェル・ルグランというフランス人の作曲家は
旧い映画ですが『華麗なる賭け』の音楽も作っており、
これもまた切ないメロディで作品自体を深く胸に刻み込んでくれます。

ルグランに負けじと劣らぬ大好きな作曲家と言えば、
イタリアの作曲家、ニーノ・ロータですね。
代表作は、アランドロン主演の『太陽がいっぱい』そして『ゴッドファーザー』
そしてフェリーニ監督の『甘い生活』等。イタリアの作曲家らしく、
燦々と降り注ぐ太陽の光の中に、どこか生きる悲哀を感じさせる・・・
そんなメロディの中に、自分の生きて来た背景が見え隠れする作曲家が僕は好きですね。

話は戻って『シェルブールの雨傘』についてですが、
以前TRACK21で登場した映画『ボディガード』を観に行った当時の彼女と、この
『シェルブールの雨傘』を部屋でビデオを借りて観ました。

部屋で観る理由は二つ。
旧い映画なので上映している映画館が無かったことと、
「映画観終わって人前で号泣するあなたとは映画館に行きたくない!絶対!」と言う
彼女の切実な懇願が理由でした。(それもまた人生)
大学でフランス語を選考していた彼女はフランス作品が好きだったのでしょう。
じっと画面を見つめる彼女の横顔を見ながら、熱燗に水炊き鍋でほろ酔いの僕も
(フランス映画なのに何故、熱燗? 何故、水炊き鍋?無神経な若き日の俺)
ミュージカル仕立てで鮮明な画像の、その映画に吸い込まれて行きました。
雨の町の風景を彩るルグランのメロディ・・・

この『シェルブールの雨傘』と言う名曲を多くのアーティストがカバーされていますが、
僕が大好きなのは『Age』(フランス語読みで「アージュ」と読みます。
英語の「age」のフランス語版で「時代」や「世代」を意味するそうです。)
という奇麗な、おねえさんカルテットの『シェルブールの雨傘』が大好きですね。
胸を締め付けるがごとく情感豊かな演奏に加え、
バロック風やスゥイングしたアプローチも取り入れ、洗練された美しい哀しみを
見事に表現されています。脱帽です。とれびあーんです。

この彼女達のCDは、優雅でリラクゼーシェンをもたらしてくれるので、
僕のお目覚め音楽CDに即位して半年になります。
彼女達の音楽は、僕の心に降る雨への雨傘でもあります。
二度ほど、村田社長と『Age』さんの演奏を観に行きました。
生の演奏も美しいので、是非お奨めです! 幸せな気分になります。
www.age-musique.com

もうすぐ梅雨も明けそうです。 心に降る雨も止みそうです・・・



-----------------------------------------------------
 next track
 index

---------------------------------------------------------------------------------
Internet Explorer 5.0〜.800×600 pixel display

*Green Partner All rights reserved